■鹿島神流とは
鹿島神流とは |
鹿島神流は、古代飛鳥時代から鹿島神宮に伝わる「鹿島の太刀」を紀元とし、
戦国時代に鹿島家の筆頭家老であった松本備前守紀政元が國井源八朗景継の
支援を受けて完成させた流派です。剣術、柔術を中心に抜刀術、槍術、薙刀術、
杖術、棒術、懐剣術その他、武芸十八般を伝承しております。
先代の國井善弥先生は、昭和の御代に今武蔵と喚ばれ、戦後、GHQにより
禁止されていた日本武道の復興に甚大な貢献をされましたが、この事はNHKに
も取り上げられました。
現在、大学や研究機関を中心に支部を置き、国内のみならず、北米、 欧州な
ど世界中で修行されています。
鹿島神流においては、いわゆる乱取りは行わず、打手を務める上級者が間合
を見切ったり、寸止めする「形稽古」を主として、上達に応じて「撃ち込み稽古」を
随時行い、自在な技の遣いを練り、「即、実戦に使える技」を磨いております。勝
負においては、一合、あるいは刀で斬り結ぶことなく勝ちを収める「音無の勝負」
を宗としています。
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