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軟式野球部

軟式野球部の活動報告

軟式野球部の活動報告です

○昭和第一高校 軟式野球部 令和5年度に向けて
ー令和4年度を振り返ってー

 今、振り返ってみると新型コロナ感染症の影響を強く受けてことは否めない。そんな中で少しでも前を向こうと歩んできた1年間だったと思う。
 令和4年度の春季大会に向けて学年末考査最終日3月10日(木)より練習は最終段階に入った。まず、3年生壮行試合である。コロナ感染症対策のため、まだ対外試合が認められていない中、この試合も大切な実践の機会になる。3年生選手8人、女子マネージャー1人計9人の卒業を祝うことを一番の目的としながらも、ボールの感覚を取り戻すことを重視して行った。壮行試合を終えて3年生を無事に送り出すことができた。次は練習試合で公式戦への備えを進めていく手はずだ。
 春季公式戦前の練習試合として関東第一高校戦、駒場学園高校戦を予定していたが、やむなく中止せざるを得なくなった。関東一高にはコロナ感染症対策が理由とはいえ、こちらから中止を申し出て大変にご迷惑をかけてしまった。3月24日、25日の両日に練習試合を行ってくれた駒込高校、郁文館高校の方々には感謝を申し上げたい。4-3、5-3でどちらの試合も勝ちを収めて公式戦に臨む準備ができた。しかし、ここでアクシデントが起きた。公式戦直前にコロナ感染症対策のために選手の一人が不参加を余儀なくされた。チームとして非常に痛手であった。しかし、何よりも当の本人が一番つらかったと思う。勝利への大切なピースを欠いた中では3月28日の対八王子東高戦に臨んだ。結果は0対17で5回コールド、敗北を期した。大事な選手を一人欠いたとしても予想外の大敗である。もう一度、チームを一から建て直さなければならない。

 新年度を迎え新たに5人の部員を迎えた。彼らが加われば3年生引退後も9人の選手でその後の活動が行えると考えた。しかし、ここで2年生部員二人が抜けてしまい、秋以降の活動計画が頓挫した。考えた末、まず夏季大会に集中することで結論づけた。目の前の事に全力を尽くすことで、次が見えてくると信じたからだ。
  夏へ向けて練習試合を組んだが、ことごとく中止に追い込まれた。5月の暁星高戦を始め7月の公式戦直前まで5試合以上が雨で流れた。土日のグランド確保が難しく6月は日没まで帝京高校、本所高校、郁文館高校に協力していただき、試合を行った。結果は2勝1敗。そして夏の公式戦が直前に迫った。
 ここで再びコロナ感染症対策で選手一人の大会不参加が決まった。春と同じ事態となった。だが、悔やんでいる時ではない。その選手の分も戦う気持ちを強く持った。 
 そして7月20日、1学期終業式の後に本所高校と再び練習試合を行った。選手一人を欠く中で、大会直前でもあるので選手に無理はさせられない。試合途中でメンバーを大きく替えて行った。試合は6回まで6-0とリードしたが、その後6-7と逆転負けをした。だが、投手を中心に今できる準備を行つた。しばらくチームを離れていた女子マネージャーがここでチームに戻った。彼女を加えて14人の部員で公式戦に臨む。
 7月23日、夏季大会、対日大一高戦を迎えた。1回の表に先取点を許してしまうが、その裏スリーランホームランで逆転した。打った選手は直前の本所高校戦でもファールだが大きな当たりが出ていた。それが、本番で生きた。その後、相手に粘られて3回に同点、5回に逆転された。その後、追いつくべく好機をつくるが得点できず。逆に8回表に3点を追加されてしまう。試合は3-7で敗れた。結果は残念だが、全員が全力で戦った。

 3年生が引退して選手が2年生2人、1年生5人、女子マネージャー1人での新体勢となった。保護者の同意を得て部外から1年生2人に協力してもらい共に新人戦を戦うことが決まった。高野連に登録し8月に入り正則・新宿・江東商業連合チームと練習試合を行うことができた。その少し前まで選手が9人そろわないのではと頭をよぎることが何度もあった。だから、負けてはしまったが試合ができたことを素直に喜んだ。
 8月25日、秋季大会、対関東一高戦を迎えた。関東第一高校とは以前から連絡をとり、それまで何度も練習試合を行ってきた。しかし、この時ほど試合前からその戦力の違いを感じたことはなかった。結果は0-31、3回コールド負けである。5分間攻撃をして、30分間守る、それを繰り返した。これが現状だと受け入れなければいけない。それにも増して部に協力してくれた2人の1年生には感謝の意を表したい。
 部外生ながら新人戦に協力してもらった二人は9月以降も軟式野球部の活動に協力してくれた。何度もグランド練習に参加してくれて部員の士気が下がるのを食い止めてくれた。11月に郁文館高校と練習試合を行う時も協力してくれた。ここで夏季大会に出場できなかった3年生の引退試合を行うこともできた。12月には卒業生と試合を行った。2学期に2回の練習試合を行うことができた。
  年の瀬にコロナ感染症対策のため2年生の修学旅行が10月から延期して半年後の3月に行うことが決まった。その日程は春季大会と重なり残念ながら出場辞退を申し出た。だが春季大会に出場するチームと練習試合を行いチームとして前進することを決めた。
 3月、新人戦と同じメンバーで練習試合を戦った。最初の豊南高校戦は3回コールド負け、5回コールド負けと連敗した。しかし、その中でも2試合目では投打に良い兆しが見られた。試合の中でしか学べないことがあると実感した。そして郁文館高校戦は4-3で勝利を収めた。練習試合ではあるが、部員の顔には満足感が漂っていた。

 4月より新年度が始まる。また昭和第一高校軟式野球部として新たな一歩を踏み出していきたい。